みなさま
お世話になっております。M&A365代表の森永でございます。
2月にも多くのM&Aが発表されました。
この中で弊社が注目したM&A事例をご紹介いたします。
外資系投資ファンドのカーライル社が、タレントマネジメントシステム提供のカオナビ社(東証グロース)をTOBすることを発表。
プレミアムは、公表前日の終値ベースで121%、過去6ヶ月平均ベースで143%。
そもそもHRテックとは
国内でHR(Human Resources)という言葉が浸透し始めたのは、2010年以降と言われております。
言葉の背景には、人材を重要な経営資源として捉え、人事のあり方を単なる管理業務から、
戦略的な人材マネジメントへと進化させるという意味が含まれております。
このHRに、テクノロジーを意味するテックを付した「HRテック」領域が、スタートアップやM&A領域において注目されています。
HRテックの定義は諸説ありますが、主に以下のような領域と認識されています。
今回のカオナビ社は、③のタレントマネジメントに該当します。
①採用
②人材育成、研修
③タレントマネジメント
④エンゲージメント
⑤労務・給与・勤怠管理
外資系投資ファンドのカーライル社とは
世界で活動する投資ファンドです。世界29拠点に約2,300名の社員が在籍しています。非公開化などの大型のM&Aを得意としています。
日本では、ケンタッキーを運営する日本KFCホールディングスや、ユーザベースのTOBに関わっています。
なぜHRテックが注目されてるのか
マクロな課題を背景とした市場の成長余地が大きいと考えています。
日本のHRテック市場は2020年度に426億円の規模に達し、2025年度までに1,710億円まで成長すると予測されています。5年で約4倍の予想です(ミック経済研究所の調査)。
また、慢性的な人手不足、働き方改革や生産性向上については企業の重点テーマです。
外資ファンドの目線では、まだ日本の市場が相対的に安く見えることと、グローバル展開の可能性も見据えている可能性もあります。
ここ数年のHRテック関連の出資、M&A事例
以上です。今月もよろしくお願い申し上げます。