みなさま
お世話になっております。M&A365代表の森永でございます。
1月にも多くのM&Aが発表されました。
この中で弊社が注目したM&A事例をご紹介いたします。
日本直販社による声優事務所クロコダイル社を子会社化。通販×声優が生み出す新たなシナジー
https://corporate.666-666.jp/news/20260202_notice/
日本直販社のこれまでの歩み
老舗通販会社として知られる日本直販社は、1977年創業の会社です。往年のテレビ・ラジオCMや新聞広告で、「高枝切りばさみ」「スーパーはぼき」といったヒット商品名を聞いたことがある方も多いでしょう。それらを世に広めたのがまさに日本直販です。
2000年代以降は巨大ECプラットフォームの台頭により、多くの従来型通販会社がビジネスモデルの転換を迫られました。日本直販社も例外ではなく、2012年に民事再生法適用となり、BPO大手のトランスコスモス社に事業譲渡される形でグループ傘下に入ります。
その後、株主はギグワークス社、イメンス社と遷移しております。
日本直販社の次の一手「通販×エンタメ」
近年の日本直販はエンタメ性のある施策やリアル×デジタル連携に積極的です。例えばJリーグのサガン鳥栖と組んだ「日本直販 SPECIAL DAY!!」というスタジアムイベントを開催したり、会員向けに厳選した旅行体験ツアーを提供したりと、体験価値を重視した企画を展開しています。
また、ライブ配信によるショッピング番組への参入でしょう。2024年末から「日直LIVEショッピング」というライブコマースのサービスを開始し、乃木坂46のメンバーを起用した配信を行うなど、ECとエンタメを融合した新たな販売手法のノウハウ蓄積に努めてきました。
声優事務所と組む意味
今回の対象会社のクロコダイル社は、実力派声優が多数所属する声優プロダクションです。
ライブコマース、通販×エンタメを推進していく中で、声優の表現力は強みになると思いますし、それぞれの声優のファンも取り込める可能性があります。
また、声優は若者の間では憧れの職業になっている一方、声優は飽和状態であり、業界の競争は非常に厳しいという実情があります。
このような環境の中で、ライブコマースのMCやECサイトの動画コンテンツ出演を通じ、新たなビジネスの場を提供することが、クロコダイル社にとってのメリットであると考えております。
以上です。今月もよろしくお願い申し上げます。
