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月間M&Aニュース|2026年5月

みなさま

お世話になっております。M&A365代表の森永でございます。

 

 

5月にも多くのM&Aが発表されました。

この中で弊社が注目したM&A事例をご紹介いたします。

 

 

淺沼組社、シンガポールの塗装会社T3 International社を約9.9億円+アーンアウトで子会社化

https://www.asanuma.co.jp/ir/pdf/etc/20260519_1.pdf

 

在阪老舗ゼネコンの淺沼組社が、シンガポールで建物外壁・内壁の塗装事業を手掛けるT3 International社を二段階スキームで100%子会社化します。第1回目は80%を8,000千SGD(約9.89億円)で取得、残20%は2029年9月にアーンアウトで取得予定です。

 

 

T3社は売上17.6億円、営業利益1.2億円

T3社は2002年設立のシンガポールの塗装サブコンです。高級コンドミニアム・ホテル・医療・日系工場まで顧客基盤は極めて広範です。 業績推移は売上高2022年16.9億円→2023年15.8億円→2024年17.6億円、営業利益は3.0億円→1.9億円→1.2億円と、シンガポールの外国人労働者規制強化と資材高で減益基調にあります。

 

 

法令で守られた「7年サイクル」のリピート市場

シンガポールでは区分所有建物の外壁を最大7年に1度塗り替えることが法令で義務化されています。

違反には罰金もあり、それなりに強制力があります。

公共住宅や多層階駐車場も同様の7年サイクルで運用されており、シンガポール塗装市場は法令裏付けのある安定収益基盤となっております。

 

 

海外M&Aの80%+20%スキームは3回目

淺沼組社は2018年にSP&C社(塗装)、2021年にEECP社(電気・設備)をいずれも80%+20%の二段階スキームで買収しております。

 

いずれも、後半の20%は3年程度経過してからの取得をしており、業績連動の評価となっております。

 

本スキームは同社の得意スキームとも言えるかもしれません。

 

2024年問題後の「国内+海外二刀流」モデルとして、中堅ゼネコンの海外M&Aのベンチマークになりうる事例と考えております。

 

 

 

以上です。今月もよろしくお願い申し上げます。

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